成年後見利用の開始「面談」

相談者からの相談
相談者は本人であるとは限りません。相談者の話をよく聞き、何に困っているのか、どうして欲しいのかを資料等で事実確認をしながら確認をします。相談者の希望通りにすることが問題がないのか、できるだけ本人と面談し、情報の真偽、本人の意思を確認します。成年後見の制度は本人のためのもので、家族の利益のためではないことを説明します。

本人との面談
相談者からの情報を整理し、本人との面談をします。相談者などの第三者からの情報漏洩を疑われないように、直接本人から話を聞き出せるよう雰囲気づくりをし、制度について説明をします。訪問の際は、一人ではなく地域の職員等に同行をお願いし、複数で面談を行うようにします。
本人との面談により、判断能力の把握に努めます。法定後見か、任意後見か、又は別の制度を利用できるか、どの制度が適しているかを検討します。本人の判断能力が把握しづらいときは、本人に適している制度が任意後見なのか、保佐または補助なのかの判断は、本人や周囲の方の意見など総合的に考えます。

成年後見の制度は、あくまでも本人のためのものです。本人の意思を尊重し、本人の利益の保護と同時に自己決定権の尊重を優先します。

マロン法務事務所

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