亡くなった人の兄弟姉妹には、遺留分がありません。以前も投稿しましたが、遺留分というのは、相続人に認められている最低限の相続財産を取得する権利で、遺留分は遺言によっても侵害はできません。
この遺留分が、兄弟姉妹には認められていません。兄弟姉妹への代襲相続は認められていますが、遺留分はなぜ認めていないのか。
代襲相続は以下のケースで発生します。
1. 亡くなっている相続人の直系卑属
2.亡くなっている相続人の兄弟姉妹の子
兄弟姉妹のさらに子まで遺留分を主張できてしまうと、その他の相続人は遠い親戚から請求を受けてしまうことになります。そのため代襲は認めても遺留分は認めていないと考えられます。